リノベーションに必要な期間は?リノベーションのスケジュール感を把握しよう

この記事のざっくりとしたポイント
  1. マンションと戸建てで工事期間に違いがある
  2. 住みながらの大がかりなリノベーションはできない
  3. 入居の1か月前には工事が完了するようスケジュールを組むと安心

浜崎編集長

「リノベーションの準備期間はどのぐらい必要?」「初めてだから、流れがさっぱりわからない」といったお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
オシャレにリノベーションしたい!と夢はふくらむけれど、何をどうしたらいいのか悩みますよね…。

事務員

浜崎編集長

今回の記事では、リノベーションに必要な期間の目安やスケジュール感について、マイホームづくり初心者の方にもわかりやすく解説します。

リノベーションには意外と時間がかかる!?

例えば、全国の優良リフォーム会社を無料で紹介している「リショップナビ」は、キッチンの位置は変えず新しくリフォームする小規模なキッチンリフォームの場合、工事期間の目安は6日程度、タイル風呂からユニットバスへのリフォームでも平均4~7日です。

小規模なキッチンリフォームの工期 約6日
タイル風呂からユニットバスへのリフォームの工期 約4~7日

浜崎編集長

ただし、このような小規模なリフォームと違って、フルリノベーションをするなら、半年以上を想定しておく必要があります。
意外と時間がかかるんですね!

事務員

リノベーション業界最大手「リノベる。」は、戸建ての場合、申し込み前の相談から引き渡しまでの期間の目安が、約4~7.5カ月、Renovation of the year受賞歴のある「ゼロリノベ」の場合は、約6~7カ月です

フルリノベーションにかかる時間の目安 約4~7.5カ月

新築する場合よりも工期が長くなるケースも珍しくありません。活かせるものを残しながら解体する作業に時間がかかるためです。

浜崎編集長

入居まで半年も待てない場合は、建売住宅やリノベーションが必要ない築浅物件、そしてリノベーションの工程を減らすことを選択肢に加えるなど、リノベーション以外の方法も検討しましょう。

マンションと戸建てでも工事期間は異なる 

マンションと戸建てでは、工事期間に違いがあるんですか?

事務員

浜崎編集長

一般的に戸建ての方がマンションよりリノベーションにかかる時間が長くなります。

例えば、「リノベる。」では、マンションの工期が約1.5~2カ月、戸建ては約1.5~3カ月、「ゼロリノベ」では、マンションの工期は約3カ月、戸建ては3~4カ月前後となっています。

マンションと戸建ての工事期間の目安

マンション 約1.5~3カ月
戸建て 約1.5~4カ月

マンションは、内装や設備のみのリノベーションが中心となるため、外装工事や構造の補強も同時に行うことが一般的な戸建てより短い期間で済むのです。特に外壁や屋根の補修工事は天候に左右されるため、工事が長引く原因となります。

ただし、マンションの工事をする場合は管理組合の承認を得る必要があります。マンションの規定で工事ができる時間や曜日が限られていることも少なくないため、上記の期間より長引くこともあります。

住みながらのリノベーションは不可能!? 

住みながらリノベーションを行うことはできるのでしょうか?

事務員

浜崎編集長

浜崎編集者:短期間で終わるリフォームと違って、残念ながら住みながらの大がかりなリノベーションはできません。

そこで、仮住まいの準備が必要になってきます。選択肢としては、マンスリーマンションやホテルなどがあります。それぞれのメリット・デメリットは以下が挙げられます。

仮住まい メリット デメリット
マンスリーマンション ・敷金・礼金不要

・月単位の契約

・家電・家具の備え付けあり

・単身者向けが多い

・期間や人数によっては割高

ホテル ・宿泊費用のみ

・マンスリープランなど長期滞在型もあり

・身軽に仮住まいできる

・掃除してもらえる

・部屋が狭く大人数には不向き

・最小限の荷物しか持ち込めない

・宿泊費用が高額になる

・食費が割高になる

賃貸物件 ・月々の費用が安く抑えられる

・予算・間取りの選択肢が多い

・ペット可物件もあり

・家具・家電の移動が必要

・敷金・礼金が必要

・短期契約の受付が少ない

(短期解約違約金がかかる物件も)

浜崎編集長

仮住まいの費用を節約したいなら、レンタル倉庫を借りて、家財を預けるのがおすすめです。

上記のように、マンスリーマンション、ホテル、賃貸物件とどの仮住まいを選ぶにも、それぞれメリット・デメリットがありますが、どれを選んでも一定の費用負担は避けられません。リノベーション計画を立てる際には、仮住まいの費用が発生することを考慮した資金計画を立てましょう。

リノベーションが完成するまでのスケジュール~準備から入居まで~

リノベーションはいつごろから準備を始めればいいんですか?

事務員

浜崎編集長

希望日に入居するためには、1年前ぐらいから準備をするのがおすすめです。

フルリノベーションする場合、準備しておきたいこととして、主に以下が挙げられます。

・ イメージづくり

・資金計画

・業者選び(現場確認からプランニングまで)

準備期間はどのくらい必要なのか?

浜崎編集長

リノベーションの具体的な流れと必要な準備について解説していきます!
手順1
リノベーションのイメージを具体的にする
まずは、家族一人ひとりの希望を聞き、どんな生活がしたいのかをイメージすることが大事です。モデルハウスやショールームを見学したり、ネットで調べたりしてイメージを固めます。
手順2
住宅ローンの資金計画を立てる
頭金の用意や住宅ローンの毎月返済可能な金額など、予算をしっかり立てましょう。金融機関から「借りられる金額」と、「返済できる金額」は違うからです。 
手順3
依頼先の業者を選ぶ(現場確認~プランニング)
理想のマイホーム実現には、パートナー選びが重要になります。

業者によって得意不得意も、工事にかかる費用も異なります。自分が希望するリノベーションの目的にマッチしているかが、業者選びのポイントです。候補を2~3社にして、それぞれに予算や希望を伝え、比較検討してみても良いでしょう。現場確認やプランニングは、無料の場合が多いからです。

プランが決まるまでは、どのぐらいかかるんですか?

事務員

浜崎編集長

業者さんに相談してから、1~3カ月程度が目安です。

「リノベる。」では、設計の打ち合わせにかかる期間は1~3カ月程度。「ゼロリノベ」では、3カ月前後です。休日などに時間を割いて打ち合わせを重ねることになるので、ある程度余裕を持ったスケジュールを組んでおくと安心です。

設計の打ち合わせにかかる期間 約1~3カ月
物件が決まってない人は、もっとかかりますよね?

事務員

浜崎編集長

不動産物件探しからする場合は、入居希望時期の10カ月~1年前には物件を決めておきたいですね。

ただし、住宅ローンに一本化してローンを組む場合は、リノベーションの費用が決まってからでないと融資を受けることができません。そういった場合は物件探しからサポートしてもらえる業者を選ぶという選択肢もあります。様々な選択肢を比較検討してみましょう。

仮住まいはいつからすればいいんですか?

事務員

浜崎編集長

工事開始の1週間前までに、仮住まいをスタートできるよう準備しておきましょう。

80万人以上が利用するリフォーム会社紹介サイト「ホームプロ」でも、工事開始の1週間前までを目安に、仮住まいをするよう勧めています。条件の合うマンスリーマンションなどが、すぐに見つかるとは限りません。ゆとりのあるスケジュールを組んで、準備を進めましょう。

仮住まいのスタート 工事開始の1週間前まで

工事期間はどれくらい必要なのか?

工事期間はどれくらい必要なんですか?

事務員

浜崎編集長

マンションは約1.5~3カ月、戸建ては約1.5~4カ月が目安と言われていますが、どの程度の規模でリノベーションを行うかによっても変わってきます。

マンションと戸建ての工事期間の目安

マンション 約1.5~3カ月
戸建て 約1.5~4カ月

工程通り進んでいるかは、とても重要です。工事の進捗はこまめに確認した方が良いでしょう。しかし休日・祝日、時間帯によって工事の制限がある、また外壁の張り替えや屋根の塗装は、雨が続くと遅れてしまうので工事期間が延びることもあります。 

浜崎編集長

この他、コロナ禍でトイレなど設備関係の輸入がストップしたことや国内各地で起こる災害の発生も工期が延びる原因として挙げられます。

リノベーションを依頼する際は、いつまでに工事を完了して物件を引き渡すのかを取り決めることがほとんどです。引き渡し日に物件の引き渡しがされなかった時は、施工業者に対して損害賠償請求ができる場合があります。遅延した場合の補償については、契約前にしっかりと確認しておきましょう。

MEMO

お子様の入学前に入居したい場合など、マイホーム入居希望日が明確に決まっている場合は、その1か月前には、工事が完了するようスケジュールを組むと安心でしょう。

リフォーム期間とリフォーム費用は比例する

浜崎編集長

リフォーム期間が延びると、職人さんの人件費や仮住まいの費用も増えるため、リフォーム費用が高くなります。
だから事前にリフォーム期間の目安をチェックする必要があるんですね!

事務員

災害など予測が難しい理由で工事期間が延びる可能性もありますが、打ち合わせの時点からリフォーム期間が短くなるよう工夫し、あらかじめ担当者と相談しておくと良いでしょう。夢のマイホーム実現のためリノベーションを検討している方は、この記事でご紹介したスケジュール感を参考にぜひ準備を進めてみてください。

【リノベーション期間は下記を参照しました。】

リショップナビ

リノベる。

ゼロリノベ