火災保険の見積もりとは?おすすめの一括見積もりサイトと失敗しない選び方、メリット・デメリットを解説

火災保険見積りサイトのまとめ
  1. 運営会社が中立的な立場で相談窓口を設置しているか否か
  2. 大まかな保険金額や補償内容は火災保険一括見積もりサイトにて把握
  3. 保険代理店を併用することもおすすめ

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近年、大型台風による強風・豪雨・洪水・高潮による水害や地震による倒壊・火災・地滑りなどの自然災害が多発しています。その様な状況下、万が一自宅が災害などの被害に見舞われた場合、しっかりとした補償を考慮しておきたおものです。「火災保険一括見積もりサイトの選び方がわからない」や「メリット・デメリットがわからない」と考えておられる方はいませんか?

実は運営会社による「相談窓口の有無」が決め手になります。多くの住宅に関する相談事や悩み事を解決してきた不動産コンサルタントが、火災保険一括見積もりサイトの概要やおすすめ3選、選ぶ基準、メリット・デメリットなどについて解説します。数ある火災保険一括見積もりサイトの中から最適なサイトを選択することができ、自宅の条件に合う火災保険の最安プランを抽出することができます。

火災保険の見積もりとは?

戸建てやマンションなどを購入すれば災害に備えて火災保険に入ります。その際、損害保険会社は現在約30社ありますので、各損害保険会社に対して見積りを請求します。送られてきた見積書を費用や補償内容などを比較検討して商品を選択します。しかし各損害保険会社に対して一つ一つ連絡することは大変な手間を伴います。また見積書が届く時期もまちまちとなり、どの火災保険が自宅に適合するのかの比較検討も容易ではありません。

火災保険は一括見積もりサイトを活用するのがおすすめ!

自宅に最適な火災保険の選択は「火災保険一括見積もりサイト」を活用すると、複数の保険会社の見積書を取得することができますのでおすすめです。また複数社の見積書がおおよそ同時期に届きますので、比較検討がし易くなります。

火災保険一括見積もりサイトへの入力情報の内容

火災保険一括見積もりサイトへの入力項目を下表にまとめます。

入力項目 入力内容
個人情報

氏名・住所、電話

番号、メールアドレス、配偶者の有無、住宅ローンの有無など

建物情報 建物種別:戸建て、マンション建物
構造:木造(W造)、鉄骨造(S造)、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
耐震等級:等級1~3所在地、築年数、床面積、
損傷個所など
保険内容 地震保険への加入有無
家財保険への加入有無
風災・水災・雪災などのオプション補償への加入有無
保険金額、保険期間など

入力後の保険会社の対応

火災保険一括見積もりサイトへ入力した情報はサイト提携先の保険会社と共有されます。その情報に基づき各損害保険会社が取り扱う火災保険商品と照合し、条件に適合する商品を選択し見積書作成を行います。その後、翌日~1週間後に依頼者の手元へメールもしくは郵送にて届くシステムとなります。

耐震等級やオプション設定の違いにより見積額が大きく異なる

耐震等級の違い(等級1~3)により見積額が大きく違ってきます。目安としては「耐震等級3」:50%、「耐震等級2」:30%、「耐震等級1」:10%の割引となります。またオプション設定によっても違ってきます。

火災保険のおすすめ一括見積もりサイト3選

おすすめ一括見積もりサイト
  1. 保険スクエアbang!
  2. 住宅本舗
  3. 保険の窓口インズウェブ

火災保険のおすすめ一括見積もりサイトである「保険スクエアbang!」や「住宅本舗」「保険の窓口インズウェブ」について解説します。

保険スクエアbang!

保険スクエアbang! のHPより引用

「保険スクエアbang!」の基本情報や特徴、メリットを下表にまとめます。

項  目 内  容
取扱い火災保険数 最大26商品
見積りが届くまでの期間 最短即日見積り
相談窓口 保険アドバイザーへの無料相談
運営会社 会社名:株式会社ウェブクルー(WebCrew)
所在地:東京都世田谷区三間茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル4F
代表者:代表取締役社長 藤島義琢
資本金:1億円
設立日:1999年10月1日
費  用 無料見積り
特  徴 ・グループ累計契約件数:120万件突破
・最大26商品の保険から比較検討可能
・初めての人でも安心
メリット ・簡単3分で入力:選択入力や数字入力などが大半となります。操作性は簡単明瞭で入力し易いです。
・最短即日見積り:保険アドバイザーが見積りを作成します。
・最適な補償の提案:保険アドバイザーへの無料相談もあります。
入力項目 1.建物所有状況、
2.建物種別、
3.建物構造、
4.耐震等級、
5.建物所在地、
6.延床面積、
7.完成年月、
8.使用方法、
9.建物設備、
10.補償開始日、
11.保険期間、
12.保険金額、
13.現在加入中保険会社名、
14.地震保険の有無、
15.家財保険の有無、
16.家財保険金額、
17.水災補償の有無、
18.偶発的事故補償の有無、
19.住所・氏名・電話番号などの個人情報

 

火災保険見積りサイトのまとめ
  1. 運営会社が中立的な立場で相談窓口を設置しているか否か
  2. 大まかな保険金額や補償内容は火災保険一括見積もりサイトにて把握
  3. 保険代理店を併用することもおすすめ

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住宅本舗

住宅本舗 のHPより引用

「住宅本舗」の基本情報や特徴、メリットを下表にまとめます。

項  目 内  容
取扱い火災保険数 最大16社40商品
見積りが届くまでの期間 最短即日~2営業日
相談窓口 担当者と相談しながら比較検討
運営会社 会社名:株式会社A2Z
所在地:東京都港区赤坂2-23-1 アークヒルズフロントタワー17F
代表者:柳田裕一
資本金:600万円
設立日:2015年6月4日
費  用 完全無料
特  徴 ・累計利用者:6万人突破
・国内19社中上位16社40商品の比較見積りが可能
・利用者の92%が、見積内容に満足と回答
・住宅ローンや不動産投資などの情報サイトに実績があり、信用有
メリット ・簡単3分入力:イラスト付きで入力し易い。
・火災・地震保険の専門家と相談しながら、保険・補償内容・免責事項を徹底比較が可能
・既に手元にある他社見積書と新規見積書とを併せて相談可能
入力項目 1.建物所有状況、
2.建物所在地、
3.建物種別、
4.建物構造、
5.建物設備、
6.延床面積、
7.完成年月、
8.補償開始日、
9.保険期間、
10.地震保険の有無、
11.耐震等級、
12.保険金額、
13.家財保険の有無、
14.家財保険金額、
15.生年月日・配偶者有無・氏名・住所・電話番号などの個人情報

保険の窓口インズウェブ

保険の窓口インズウェブ のHPより引用

「保険の窓口インズウェブ」の基本情報や特徴、メリットを下表にまとめます。

項  目 内  容
取扱い火災保険数 参加保険会社16社
見積りが届くまでの期間 見積り依頼完了後、1~2週間後に保険会社からメールか電話にて連絡
相談窓口 プロの保険アドバイザーが対応
運営会社 会社名:SBIホールディングス株式会社インズウェブ事業部
所在地:東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー20F
代表者:代表取締役社長 北尾吉孝
資本金:942億7,800万円
設立日:1999年7月8日
費  用 無料
特  徴 ・利用者10万人突破
メリット ・最短3分の簡単入力
・自分にとって最も安い火災保険が見つかります。
・細かい要望も記載可能
入力項目 1.建物所有状況、
2.建物種別、
3.建物階数、
4.建物所在地
5.延床面積、
6.建築年月、
7.使用方法、
8.建物構造
9.オール電化の有無、
10.ホームセキュリティ加入の有無、
11.風災補償の有無、
12.盗難補償の有無
13.物体の落下・飛来・衝突補償の有無、
14.地震保険の有無
15.希望補償金額、
16.家財保険の有無、
17.家財保険の金額、
18.補償開始年月日、
19.補償期間、
20.住所・氏名などの個人情報

火災保険一括見積りサイトを選ぶ基準

 

火災保険一括見積もりサイトを選ぶ基準を教えてください。

 
 

取扱い火災保険商品の多さや届く期間、サポート体制の有無で選ぶと良策といえます。

火災保険一括見積りサイトを選ぶ基準
  1. 比較できる火災保険の数はいくつあるかで選ぶ
  2. 見積もりがどの程度の期間で届くのかで選ぶ
  3. 見積もりが届いた後の相談やサポート体制で選ぶ

比較できる火災保険の数はいくつあるかで選ぶ

比較できる火災保険の種類や取扱い数が多ければ自宅の条件に適合する火災保険を見つけ易くなります。保険会社によって取扱う種類やサービス内容が異なりますので複数の火災保険商品を取り寄せる必要があります。火災保険一括見積りサイトに登録されている保険会社の数が多ければ取扱う火災保険商品の種類も多くなりますので、比較し易くなります。

注意
しかし取扱う火災保険の見積もりが入力条件により全て取得できるとは限りません。建築年月(築年数)や補償金額、オプション設定などの希望条件により提案可能な火災保険が限られてくるからです。

火災保険の見積もりがどの程度の期間で届くのかで選ぶ

火災保険の見積もりが、いつ手元に届くのかは大切なことです。火災保険を検討しようと思いたった時、見積もりがすぐ届くとスムーズに比較・参照することができるからです。いつまで経っても火災保険の見積もりが届かないようでは火災保険の検討を忘れてしまうこともあります。また出来れば複数の火災保険の見積もりがバラバラに届くのではなく、まとめて届くとさらに便利になります。すぐに比較検討ができるからです。

MEMO
早くまとめて火災保険の見積もりが届くことは火災保険一括見積もりサイトを選択する条件の中でも見逃せないポイントです。

見積もりが届いた後の相談やサポート体制で選ぶ

火災保険の見積もりが届いた後に比較検討をする際、金額の比較はできますが補償内容の比較は難しく相談・サポートが必要になります。保険アドバイザーなどの専門家が親切にわかりやすく解説を加えてもらえますと補償内容の比較がスムーズに進み、選択し易くなります

MEMO
自宅の条件に適合する火災保険の選択を間違えないためにも相談やサポート体制が整った火災保険一括見積もりサイトを選択することは大切です。

火災保険見積りサイトのまとめ
  1. 運営会社が中立的な立場で相談窓口を設置しているか否か
  2. 大まかな保険金額や補償内容は火災保険一括見積もりサイトにて把握
  3. 保険代理店を併用することもおすすめ

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火災保険一括見積りサイトのメリット

 

火災保険一括見積もりサイトのメリットは何ですか?

 
 

最安プランがわかることや土日の対応、中立的立場でのアドバイスなどとなります。

 

火災保険一括見積りのメリット
  1. 最安プランがわかる
  2. 土日も基本対応してくれる
  3. 中立的な立場で見積もりを出してくれる

複数社の見積もりをとることができるので最安プランがわかる

火災保険一括見積もりサイトで見積もりを依頼する最大のメリットは一度の必要項目の入力だけで複数社からの見積もりが、ほぼ同時期に届くことです。したがって同じ入力条件の基で金額などを比較検討でき、最安プランを知ることが可能です。

注意
しかし注意点としては耐震等級やオプション設定などの条件が異なる場合もあり、見積もり内容を細かく見る必要があります。当然、耐震等級の高い方が見積もり額は低くなります。

土日も基本対応してくれる

火災保険一括見積もりサイトは基本的に土日も稼働していますので、見積もり請求をすることができます。また火災保険一括見積もりサイトの運営会社の中には相談窓口においても土日に対応する会社もありますので、連絡して火災保険内容のアドバイスをもらうことができます。しかし土日に対応していない会社もありますので確認が必要です。

MEMO
特に土日にしか火災保険を検討する時間がない人の場合、土日に相談窓口を開設している運営会社を選択するのも良策といえます。

中立的な立場で見積もりを出してくれる

火災保険一括見積もりサイトの運営会社の中には中立的な立場で見積もりを出してくれる会社もあります。また登録されている保険会社から届く見積もりを中立的な立場でアドバイスをしてくれる会社もあります。中立的な立場にある運営会社は、どこの保険会社の火災保険商品が採用されようが利益には直接関係しないため純粋に金額や補償内容で比較検討のアドバイスをすることができます

注意
運営会社の中には火災保険商品の内容確認を保険会社に任せている会社もあります。そうなりますと中立的立場ではなくなりますので、注意が必要です。

火災保険一括見積りサイトのデメリット

 

火災保険一括見積もりサイトのデメリットは何ですか?

 
 

細かな質問ができないことや自分に合っている保険かどうかわからない点です。

 

火災保険一括見積りのデメリット
  1. Web完結なので細かな質問等はできない
  2. 自分に合っている保険かどうかはわからない

Web完結なので細かな質問等はできない

火災保険一括見積もりサイトはメールだけのやり取りの場合ですとWeb完結なので細かな質問ができないこともあります。特に耐震等級やオプション設定の場合、建築や災害、被害に関する専門用語が出てきますので、理解しづらい内容が出てくることもあります。また同じ条件なのに見積金額が保険会社によりかなり違う場合には理由を聞きたいところですが簡単にはいきません。

MEMO
しかし相談窓口を設置している運営会社もありますので、その様なサイトであれば気軽に細かい質問に対して回答してもらうことができます。

自分に合っている保険かどうかはわからない

火災保険一括見積もりサイトから届いた見積書を見て金額を比較検討することはできますが、果たして自分に合っている保険かどうかは疑問です。耐震等級やオプション設定が間違っていますと後々災害などによる被害が発生した場合、保険金がおりない事態にもなりかねません。

MEMO
特に地震保険や家財保険、水災設定などの条件設定の確認を行い、間違えた状態で保険に入らないようにすることが大切です。

マンションの火災保険は加入すべき?保険の必要性や補償内容、専有・共有部分の違い、保険料を安くするポイントについて

 

火災保険見積りサイトのまとめ
  1. 運営会社が中立的な立場で相談窓口を設置しているか否か
  2. 大まかな保険金額や補償内容は火災保険一括見積もりサイトにて把握
  3. 保険代理店を併用することもおすすめ

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本当に自分にあった火災保険に加入したいなら保険代理店も併用しよう!

火災保険一括見積もりサイトはメリットも大きいですが細かな微調整が困難になるというデメリットもあります。そのデメリットを補うために、自分に合う火災保険に加入したい場合には保険代理店も併用することが良策といえます。

特に近年、線状降水帯による豪雨や洪水・高潮などの被害が相次ぎ、水害に対する備えがマスコミ等で叫ばれています。自宅がハザードマップの水害危険地帯の中に立地しているか否かなどの確認が必要になります。また強風が吹きやすい立地もあり、自宅の敷地以外からの外部飛来物による損傷の可能性が高い場合、オプション設定する必要があります。

さらに同じ火災でも地震が原因による火災被害が発生した場合、地震保険に加入していなければ保険の対象になりません。この様な細かいアドバイスに基づくオプション設定は対面で相談できる保険代理店の方が有利になることもあります。

まとめ

以上、火災保険一括見積もりサイトの概要やおすすめ3選、選ぶ基準、メリット・デメリットなどについて解説しました。選択する重要なポイントは火災保険一括見積もりサイトの運営会社が中立的な立場で相談窓口を設置しているか否かです。相談窓口を設置している運営会社による火災保険一括見積もりサイトを選択する方が良策といえます。

大まかな保険金額や補償内容は火災保険一括見積もりサイトにて把握を行い、サイトの相談窓口と自身が探した保険代理店とを併用しながら、オプション設定などの細かい条件を詰めていきます。その上で金額などトータルに勘案しながら自宅に最適な火災保険を選択されることをお勧めいたします。